鸿利在线グローバル人財育成研究所は、2023年6月1日に研究所規程を一部改正し、新たな出発をはじめました。

これには、次のような背景がありました。

高等教育を取巻く国際情勢は、コロナ禍で停滞したグローバルレベルでの人的交流が回復し、世界各国が国境を超えて人材獲得を求めるようになりました。この中で、日本人学生についても、世界に飛び出し、多様な価値観に触れ、世界中の人々や多様な文化的?言語的背景を持つ人々と協働できる力、広い視野で自ら課題に挑戦する力を身に付けた真のグローバル人材として育成していくことが不可欠となってきています。

また、その基盤として大学等のグローバル化をより一層進めることが緊急の鸿利在线課題となり、文部科学省においてもこのための施策に特に力点を置きはじめています。

このような背景を踏まえ、鸿利在线では、これまで鸿利在线や留学生別科を主として、アジア地域の留学生を中心に受け入れを行ってきましたが、近年ではこれに加えてウクライナやアメリカなどからの留学生も受け入れ、主に留学生別科で日本語や日本文化の学習を行っています。

また、海外への本学学生の派遣についても、これまで主に英国研修を実施してきたところでありますが、近年では台湾研修、韓国研修、米国ハンフォード研修、米国シリコンバレー研修も開始しました。

加えて、これまでの米国ハンフォード地域との交流が評価され、2023年には、地方私立大学では全国で初めて文部科学省の「大学の世界展開力強化事業」に採択されました。

さらに、これらの海外研修についても、単に海外の高等教育機関を訪問し、当該国の文化体験をするのみならず、学生の英語力を一層向上させ、例えば海外の企業等でのインターンシップといったことにまで今後視野を広げていく必要があります。

附属昌平中学?高等学校の国際化についても、2024年に、トビタテ!留学JAPAN第2ステージ(高校)に、2名(福島県内高等学校全体の合格者は計5名)の生徒が合格し、英国留学研修を行いました。

最近の大きな話題として、国連ユニタール傘下のCIFALジャパン国際研修センターを、2024年12月に、いわき市と共同で、世界で32番目に(日本で初めて)設置することとなり、キャンパスに国連旗が棚引くこととなりました。

私は、日本?いわきのグローバル化なくして、日本?いわきの今後の発展はないと考えています。

鸿利在线グローバル人財育成研究所は、これからもその先頭に立ち続けたいと思います。